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6年半前、ひとりのBBスタッフが
デザイナーから料理人に異色の転身をしました。 吉祥寺のフランス料理店を経て、 もっと料理の幅を広げたいと考えた彼は、 今度は代々木上原で中華の道へ。 5年半振りに会いにいった金曜日。 遅めに行ったので、料理を堪能した時には すでに最後の客となっていた僕の前に、 彼がそっと置いた一本の包丁。 それは6年半前の送別会で当時のBBスタッフと共に、 彼にプレゼントしたものでした。 「ずっと使い続けています」 という彼の包丁は、その言葉の通り 研ぎ続けられた6年半を物語っていました。 「まだまだこれからも使い続けます」 という彼の言葉に、 僕は不覚にも少し涙が出そうになりました。 おいおいドラマや小説のようなこと言うんじゃないよ。 歳を取ると涙腺ゆるくなってるんだからね...。 ノダッチ、ありがとね。 美味しくて優しい料理でした。 また絶対に食べにいくよ。 彼が働くお店は、TVの料理番組もやっていた 吉田勝彦さんの「ジーテン」という中華料理店。 化学調味料を一切使わない味はどれもとても美味しいのはもちろん、 なんだか優しい印象で、中華料理だというのを忘れてしまいます。 そして吉田勝彦さんがまた気さくでいい人なんです。 今回は義兄夫妻と一緒に行ったんですが、 料理にはちとうるさい義兄ヒロヤンも納得の、 気取らない優しい名店です。 6年半前のノダッチの送別会はこちら。 まだ黒豆日記を始めてから3回目の投稿でした。
by DIC582
| 2014-08-10 23:03
| 黒豆(BB)
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