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若干曇り気味の土曜日、地区少年野球大会は行われた。
去年と比べると暑いのは変わらないけど、 日差しが少ない分、救われた感じがする。 自分としては去年は監督として参加したが、 今年はエースTの父に監督は譲り、コーチとしての参加となる。 さて、第一試合目の相手は去年の優勝チーム。 が、序盤からゲームを優位に進めたのは、意外にもうちのチームだった。 四球とヒットのあと、5年生エースTのホームランでいきなりの3点ゲット。 守備になってもエースTの冴え渡る投球で三者凡退。 3回まで進んだところで、これはいけるんじゃないだろうかと思ったのは 僕だけではないはずだった。 しかし、ここで一つのエラーをきっかけとして流れは大きく変わる。 エースT以外はほとんどが野球が主体ではない子たちに、 2人しかいない少年野球経験者Sのエラーは大きなプレッシャーとなり、 立て続けのエラーで失点を重ねる...。 そのバックの不安定さにエースTの球も浮き始める。 逆転をされたところで監督はピッチャー交代を決断。 エースT自体はヒットはほとんど打たれていなかった分、 苦渋の決断であったであろう。 だが、代わったK(キャッチャー)は練習でこそいい球を投げていたが、 バッターがいるし、慣れないマウンドやプレートにも戸惑い まったくストライクが入らない。 そしてその流れのまま屈辱のコールドゲームとなる。 バックネット裏の応援席で孫を応援していたKのおじいちゃんは さぞかしいたたまれない思いをしたことだろう。 K本人としても辛い登板となってしまった。 いつもチームの大黒柱的な存在のKの落ち込む姿に、 何もしてあげられなかった自分が情けなく思えた。 5位6位決定戦までの待ち時間の間、 6年生のサードTが自分のエラーを責めているいるので、 練習につきあって、ノックをしてあげ始めると、 次々と他の子たちも参加してきた。 大人と違い、子供は立ち直りが早い。 5位6位決定戦。 相手ピッチャーは少年野球チームの6年生で、背も高く体格もいい。 その体から放たれる球は1試合目のピッチャーよりも確実に早かった。 しかし、そのまっすぐにくる球筋や制球力の良さが意外に仇になるのではと 思った自分の予想は的中した。 後攻めのうちのチームは初回から見事な攻撃で4点を奪い、完全に主導権を握る。 そのきっかけとなったのは初回のサードTの守備であった。 完璧な守備で2個のゴロをさばいたのだ。 そしてこの試合、相手に流れが行く事もなく7-0の完封勝利。 最後もサードTへのゴロで締めくくった。 自分がこのチームに参加して4試合目にして記念すべき初の勝利。 息子もヒットこそでなかったが、レフトでセンターのカバーに走ったりして、 抜ければホームランになりそうな球を何度もシングルヒットで止めてくれて、 しっかりとチームに貢献してくれた。 うれしそうにしている子供たちを見ていて、 キラキラと輝くって、こういう時につかう言葉なんだなとつくづく思った。 少年の時のそのキラキラと輝く一瞬は、大人のそれとでは大きく違うと、 ある本に書いてあってなるほどと思ったけど、今はそうは思わない。 自分だってきっとまだまだキラキラと輝けると本気で思う。 地区の子供会とかのお手伝いってかったるいなぁと思っていたけど、 横の付き合いが減ったこういう時代だからこそ、 自分の子供だけでなく、近所の子供たちと交流し、 その子たちの性格まで分かるような体験や絆ができた事に感謝したいと思う。 試合後、監督がみんなを集めて勝因は?と聞くと、 何人かの声の後でエースTが「ノーエラーだったから」 と答えたのが印象的だった。 1試合目でエラーが続出した際、ピッチャーゴロを1塁に送球しないで、 自分で1塁まで走ってアウトにした時に、 なんともいえない彼のジレンマを感じていたけど、 そのエースTが「ノーエラーだったから」と笑顔で答えたのだ。 なんだかすごく幸せな気分になった。 そしてエースTは打ち上げの席でこうも言った。 「来年は優勝したい!」と... おいおい無茶だろと思うが、内心ワクワクしてくる言葉だと思った。 そして息子はこう言った 「来年はキャッチャーがしたい!」と。 理由は「外野はつまんない。もっと目立つ場所がいい!」と。 この目立ちたがり屋め、専門分野以外でも目立たないと気が済まないのか。 でもなぜキャッチャーなんだろ?? 最近、テレビでルーキーズを観ているからかな。 しょうがない、例のキャッチャーミットを来年までに使いやすく仕上げとくとするか。 ぶかぶかのユニフォームの息子。あいかわらず小さい。 左から補欠の3年生トリオH・Y・S、 6は息子の親友でありライバルのショートY、 11と9は決して上手じゃないけど、練習は全部参加してくれたOとN、 2は大黒柱のキャッチャーK、5は塾よりも野球を優先してくれたサードT、 3は豪傑だけど、実はプレッシャーに弱いファーストT、 1は野球の時はクールだけど、普段は無邪気にはしゃぐエースT、 4は甘えん坊のセカンドS、8はいつレギュラーを奪われるかと不安なY、 7はピッチャーゴロがエラーでそのままホームまで帰れてホームランかなと思った息子。
by DIC582
| 2008-07-28 01:23
| 黒川
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Comments(3)
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ザザぴょん
at 2008-07-29 06:32
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やっぱり、スポーツをしてイキイキしている子供たちを見るのは嬉しいね~。
休日に毎回子供たちに付き合っていろいろやってるパパ、偉いよね。 子供たちが素直に育つはずだよね~。
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ななこ
at 2008-07-29 10:44
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小さくても、凛々しい後姿☆
ステキです!!
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DIC582 at 2008-07-29 12:42
>ザザぴょんさん
普段平日にまったく家にいないですからねぇ。 子供が素直かどうかは別として、 教えてるのに教えられる事が多いですよね。 これがまた仕事に反映してくるから面白いんですよ。 >ななこさん この後ろ姿いいでしょ♪ キャッチャーが大きいところがマンガっぽいでしょ。
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